2025年に入り、スーパーでお米の値段を見て「こんなに高かった?」と驚くことが増えたのではないでしょうか。
多くの人が「お米の価格が高騰している」という漠然とした事実だけを認識していますが、その背景には、もっと驚くべき、そして消費者にとって意外な真実が隠されている・・・!?
この記事では、私たち消費者が本当に知っておくべきお米の価格に関する事実とスーパーで売られているお米の相場を、分かりやすく解説していきます。
実は想像以上?この2年で価格は約2倍に
多くの人が感じている価格上昇は、実は想像をはるかに超えるレベルで進行しています。
農林水産省が公表したデータによると、お米5kgのスーパーでの平均販売価格は、わずか1年ほどの間に約2,300円から最大で4,260円まで、一気に2,000円近くも上昇しました。
この急騰が本格化したのは令和6年(2024年)6月頃からです。
さらに、新米の価格を見てもその深刻さは明らかです。
昨年2024年は「令和の米騒動」とも言われるほど価格が高騰しましたが、その年の9月時点での新米価格は5kgあたり2,900〜3,000円程度でした。
しかし、令和7年(2025年)の新米はそれより約1,000円も高い4,000円台で販売されています。
これまでの価格安定が完全に崩壊し、近年にない規模で家計を直撃していることを示しています。
2025年における米5kgのスーパー相場
2025年に入り、お米の相場は上昇傾向にあります。具体的な相場感は以下の通り。
025年秋現在、お米の値段が高騰しており、お米5kgのスーパー価格相場は4000円~5000円まで上昇しています。
また、2025年9月現在、新米(令和7年産)の多くは5kgあたり4,000円台(税込)で取り扱われており、銘柄による大きな価格差は見られない状況です。
林水産省が発表した全国のスーパー約1000店舗の週次データによると、2025年10月20日〜26日に販売されたコメ5kg当たりの平均価格は4,208円でした。
これは2週ぶりに値下がりしたものの、8週連続で4000円台を推移しています。
令和7年の新米の価格は、ちょうど1年前の令和6年9月の新米価格(5kg 2,900円~3,000円)と比較して、1,000円前後高いという結論が出ています。
また、2年前と比較すると約2,000円の値上がりとなっています。
中々お米の値段が下がる未来が予想できないのが辛いですよね。。。
スーパー・ディスカウントストアでの実売価格(2025年調査)
2025年に実施された複数の調査によると、5kgの米の価格は店舗や銘柄によって幅がありますが、特に備蓄米やブレンド米は安価に販売されている例が見られます。
備蓄米・最安値帯(5kg)
スーパーやディスカウントストアでは、政府備蓄米や外国産米、ブレンド米が最安値帯を形成しています。
| 店舗名 | 商品名/銘柄 | 価格(税抜/税込) | 補足 |
| サンディ | 政府備蓄米 令和4年度産 | 1,790円(税込1,933円) | 調査対象店舗で最安値。 |
| ドン・キホーテ | 備蓄米 国産ブレンド米5kg | 1,980円(税込2,139円) | 備蓄米は在庫が余っている模様。 |
| 商店街のお米屋さん | アメリカ産 カルローズ | 2,980円(税込3,218円) | 外国産米。 |
| 業務スーパー | 台湾産大地の恵みに感謝 | 2,998円(税込3,237円) | |
| イトーヨーカドー | わが家のお米 楽しい食卓 | 3,498円(税込3,777円) | おそらく備蓄米。 |
| コープ / 島忠ホームズ | わが家の楽しい食卓 / パールライスのお米 | 3,380円(税込3,650円)/ 3,480円(税込3,758円) | 備蓄米や比較的安価な国産米。 |
一般的な国産銘柄米の価格(5kg)
銘柄や産年が明記されたお米は、相場通り4,000円台で販売されていることが多いです。
• マミーマートでは、茨城県産コシヒカリが4,180円(税込4,514円)。
• ドン・キホーテでは、秋田県産あきたこまちが4,290円(税込4,633円)、新潟県産こしひかりが4,390円(税込4,741円)。
• 量販店での令和7年産新米5kgの価格は、3,749円~4,180円(税抜)の範囲。
賢くお米を購入するためのヒント
お米の価格高騰が続く中、安く購入するためのいくつかの方法が言及されています。
- 割安な銘柄を選ぶ: 比較的リーズナブルで味も良い『あきたこまち』や『ななつぼし』などがおすすめ。
- 流通経路を活用する: 業務スーパーやインターネット通販の定期購入を活用すると、量が多い分1kgあたりの価格が抑えられる場合があります。
- 割引サービスを利用する:イトーヨーカドーでは、毎月8の付く日の「ハッピーデー」(食料品5%OFF)と公式アプリのクーポンを併用することで、お得に購入できる。また、サンドラッグでは、毎月5の付く日にお米のポイント5倍キャンペーンを実施しています。
我が家では、楽天のお買い物マラソンでポイント高還元を狙って米を買っています。
ポイント還元される分、お得に買えるし、なによりも重いお米を玄関先まで運んでもらえるのもありがたいです。
ネットショップの価格相場
ネットショップでも新米の販売が始まっており、送料を含んだ5kgの価格はおおむね4,000円台であり、量販店の店頭価格と大きな差はありません。
ただし、通販では現状5kgで5,000円を切っていれば安いのではないかなあ、と個人的には思っています。
オンラインで販売されている例としては、令和7年産の新米として、山形県庄内産「ひとめぼれ」精米5kgや、三重県産コシヒカリ(令和7年度産)5kg、北海道産ゆめぴりか(令和7年産)玄米10kg(5kg×2袋セット)などがあります。
まとめ
今のお米市場は、単に「高い」という一言では片付けられない複雑な状況にあります。
想像を超える値上げ幅で、家計への負担は2年前の約2倍に・・・市場は二極化し、新米の鮮度か古米の安さかという選択を迫られる。
最安値の米は品切れが常態化し、「安くても買えない」ジレンマがある。一方で一部では価格が下落し、「街のお米屋さん」が大手より安いという逆転現象も起きている。
毎日食べるお米だからこそ、なるべくおいしくて安心なブランドを選びたいものです。