ディズニーシーのフードといえば、何を思い浮かべますか？多くの人がチュロスやターキーレッグ、カラフルなポップコーンといった定番メニューを挙げるかもしれません。しかし、パークの食の世界は、私たちが想像するよりもずっと奥深く、驚きに満ちています。
この記事では、合計来園回数1万回を超える「熱狂的なマニア」たちが本気で選んだ「鬼リピフード」ランキングを基に、定番メニューの影に隠れた、しかし絶対に味わうべきフードの数々を深掘りします。今回は、ランドとシーそれぞれのランキングから見えてきた、知る人ぞ知る5つの驚きの事実をパークごとにご紹介しましょう。
【最終結果】ディズニーシー鬼リピフードランキングトップ１０
トップ１０商品を販売しているエリアも合わせて表にまとめています。
| ランキング | メニュー名 | エリア |
| 第1位 | クイニーアマン（コーヒー風味） | メディテレーニアンハーバー |
| 第2位 | ギョウザドッグ | ミステリアスアイランド |
| 第3位 | ルーベンホットサンド | アメリカンウォーターフロント |
| 第4位 | 寿司ロール（シュリンプ＆チキンカツ） | ポートディスカバリー |
| 第5位 | ユカタンソーセージドッグ | ロストリバーデルタ |
| 第6位 | クレームブリュレ風チュロス（ミルクティー） | ロストリバーデルタ |
| 第7位 | ココナッツプリン | アラビアンコースト |
| 第8位 | ピクシーダストソーダ（キウイ） | ファンタジースプリングス |
| 第9位 | ミートボールスパゲッティ | メディテレーニアンハーバー |
| 第10位 | ポップコーン ガーリックシュリンプ味 | アメリカンウォーターフロント |
見逃し厳禁！ランドのNo.1は意外な「隠れフード」だった
最初の驚きは、東京ディズニーランドのフードランキング。数ある人気メニューを抑えて堂々の第1位に輝いたのは、なんと「ガンボスープ（ライス入り）」でした。
このメニューは、ディズニーオタク（Dオタ）から「隠れディズニーフード」として絶賛される逸品。その魅力は、「トマトベースで魚介の風味がたっぷり効いたスパイシーなスープ」にあります。特に寒い冬には、体の芯から温まるこの一杯がたまりません。もちろん、2位の「ミッキーワッフル」のような王道メニューも根強い人気を誇りますが、それらを抑えての1位という点に、このランキングの面白さがあります。マニアたちが定番だけでなく、パークの雰囲気を深く味わえる「通」のメニューをいかに高く評価しているかがわかる、非常に興味深い結果と言えるでしょう。
このように長年愛されてきた「通」の味が頂点に立つ一方で、このランキングは、ファンの力で新たな定番となったメニューの存在も教えてくれます。それが次に紹介するチュロスです。
ファンの声が定番メニューへ。記念チュロスのシンデレラストーリー
次に注目したいのは、ランドのランキングで6位に入った「クリームブリュレ風チュロス」です。このチュロスには、ファンならずとも知っておきたい特別なストーリーがあります。
実はこのメニュー、元々は「40周年記念メニュー」として登場した期間限定品でした。しかし、その圧倒的な人気から、ファンの熱い声に応える形でレギュラーメニューへと昇格したのです。その特徴は「中には、カスタードクリームが入っており、表面は砂糖をまぶしてカリカリに焦がしてある」という、まさにクリームブリュレそのもののリッチな味わい。
このエピソードは、ゲストの声がパークのメニュー構成に直接影響を与えることがある、という素晴らしい実例です。ファンに愛された味が歴史を作る、まさにシンデレラストーリーと言えるでしょう。
開園当初から愛され続ける「元祖」ピザ
ディズニーランドの食の歴史を語る上で欠かせないのが、ランキング3位に輝いた「ベーコンとパイナップルのピザ」です。このピザの最大の特徴は、なんと「開園当初から変わらずに存在するフード」であること。
「パイナップルの甘さとベーコンのしょっぱさが癖になる」という、甘じょっぱい絶妙なコンビネーションは、何十年もの間、世代を超えて多くのゲストを魅了し続けてきました。メニューの入れ替わりが激しいパーク内で、これほど長く愛され続けているという事実は、このピザがいかに完成された味であるかを物語っています。これぞディズニーランドの歴史を味わう一皿。私にとっても、訪れるたびに「帰ってきた」と感じさせてくれる、特別なピザなんです。
人気スナックの美味しさの秘密は「湯葉」にあり？
舞台をディズニーシーに移しましょう。シーのランキングで第2位に選ばれた大人気メニュー「ギョウザドッグ」。多くの人が一度は食べたことがあるかもしれませんが、その美味しさの裏に隠された、ある工夫をご存知でしょうか。
実はこのギョウザドッグ、美味しさの秘密は意外な食材にあるとマニアの間で囁かれています。それは、ジューシーな餡を「湯葉で包む」という一手間。これにより、皮がべちゃっとするのを防いでいるというのです。多くの人が気づかないような細部にまでこだわる姿勢こそ、ディズニーフード全体のクオリティを支えている証拠と言えるでしょう。
ディズニーシーでしか味わえない！ポップコーンの「限定フレーバー」
最後に紹介するのは、パークフードの代表格、ポップコーンです。定番のキャラメル味も外せませんが、マニアたちが注目するのはパークごとの限定フレーバー。ディズニーシーのランキングでは、「ポップコーン（ガーリックシュリンプ味）」が10位にランクインしました。
このフレーバーはディズニーシーでしか味わえない限定品で、マニアの間では「お酒とよく合う」と評判です。夕暮れのメディテレーニアンハーバーを眺めながら、片手にビール、片手にこのポップコーン…想像しただけで最高だと思いませんか？パークごとに異なる限定フレーバーを探す楽しみがあることも、ディズニーフードの奥深さを示しています。
ディズニーシーフードランキングまとめ
ランドの王者がまさかのスープだったこと、ファンの声がチュロスの運命を変えたこと──マニアたちが選んだランキングは、私たちが抱くディズニーフードの常識を覆す、驚きと発見に満ちていました。定番メニューを楽しむのはもちろん素晴らしい体験ですが、少し視点を変えれば、そこには新しい発見と感動が待っています。
今回ご紹介したフードは、パークの食体験が持つ無限の可能性のほんの一部にすぎません。さて、あなたが次回のパーク訪問で試してみたい「隠れた名作フード」は何ですか？