ベトナム首都ハノイの玄関口であるノイバイ国際空港。
国際線が就航する空港ターミナル2周辺の徒歩圏内にある、おすすめトランジットホテルをご紹介します。
乗り継ぎトランジットで以下の1つでも条件が当てはまる方には特におすすめです。
- 乗り継ぎ時間があまりなく、ハノイ市内の観光滞在は厳しそう
- ベトナム滞在はトランジット利用のみで、現地通貨ベトナムドンに両替する予定はない
- 短時間でもいいのでシャワー仮眠休憩を取りたい
- 空港送迎サービスでホテル専属ドライバーさんに会える自信がない
- Grab配車アプリを使いこなせる自信がない。クレカ登録が上手くいかなかった
ノイバイ国際空港ターミナル2から徒歩10〜20分圏内に多くのトランジットホテルがあります。
価格帯は1泊2,000〜5,000円台でハノイ空港内VTACカプセルホテルに滞在するより格段に安く、シャワーも浴びれます。
残念ながらノイバイ空港には仮眠が取れる24時間営業のプライオリティパスラウンジはないので、空港到着後に体力的に余力がある方は少し空港の外に出るという選択肢もありかもしれません。
荷物運びが面倒という方はノイバイ空港ターミナル2の2階、VTAC SleepPodの右斜め向かいに最大24時間スーツケースを預けられる手荷物預かり所もあります。
但し、出国時の手荷物検査ばりに入念に時間をかけて検査されたというレビューもあるのでサクッとトランジットホテルに行きたい方には不向きかと。
乗り継ぎ時間をずっと空港で過ごすよりも、少し探検気分で空港周辺の見知らぬ土地の雰囲気・空気感を味わいたい方には最適です。
ノイバイ空港トランジットホテルへの交通手段はGrabタクシーか徒歩を推奨
ノイバイ空港ターミナル2（日本からは日本航空（JAL）、全日空（ANA）、ベトナム航空（VN）、ベトジェットエア（VJC）などが発着）からトランジットホテルへの交通手段としておすすめの選択肢は2つです。
- Grabタクシー
- 徒歩
筆者は空港周辺の街並みを散策したかったので、入国手続・荷物ピックアップを終えた午後10時頃から徒歩13分（歩幅70cm程のかなりゆったりペース）ほどかけてトランジットホテルに辿り着きました。
次の便まで12時間以上あったので1回入国する必要がありました。
ハノイ空港からホテルへの送迎サービスは難易度高め
ホテル空港送迎サービスは、どのホテル予約サイトのトランジットホテル情報をみても有料無料と情報が混在しており料金も明確に記載されていませんでした。
また事前に直接ホテルにメールや電話をしてやり取りする必要があるのと、ベトナムドンでの料金支払いのみであることも想定されます。
実際送迎サービスを利用した方の声を見てみました。
- 1時間以上待ってもホテルスタッフに出会えなかった。
- 電話でうまく意思疎通ができなかった。
- 言い値で予想以上に料金が高かった。
- 乗合バンで全員が揃うまでかなり待たされた。
と残念なレビューが多数散見されたため選択肢から除外しています。
夜間は空港前のタクシー乗り場がかなり混雑しています。
スムーズにホテルスタッフに出会えれば良いですが、言語も違う異国の地なのでそう簡単には上手くいかないようです。
不確実な情報を鵜呑みにすると後で痛い目を見るので要注意です。
最大限リスクヘッジした選択をしましょう。
【事前予約必須】ハノイ空港タクシー利用は必ずGrabでVPN経由で行う
本記事ではターミナル2から徒歩圏内（およそ2km）の空港至近距離トランジットホテルのみをご紹介します。
たとえ徒歩圏内でも疲れているので1歩も歩きたくない、明日からの観光や仕事に差し支えるからタクシー利用をしたい方もいらっしゃると思います。
ただしタクシー利用の際は、出待ちで声をかけてくる個人タクシーは法外な料金を請求される恐れがあることを肝に銘じておきましょう。
最近ではさらに手口が巧妙化しており、Grabのロゴを見せて勧誘してくるケースが多いようです。
以下にも詳細記載していますが、Grabは事前に必ずスマホアプリで料金確定の上で配車する必要があるので偽物Grabドライバーにはくれぐれもご注意ください。
残念ながら、ハノイでもホーチミンでも日本人観光客は格好の標的として認識されているようです。
以下はターミナル2からターミナル1（国内線）への移動時の被害だったようです。
ダナン観光などでターミナル間の移動をする場合は、迷わず無料シャトルバス利用必須です。
家族や友人連れでタクシーを使うのであれば配車に多少時間がかかっても必ず料金が事前確定で安全なGrabアプリを利用しましょう。
片道600円前後が相場です。
アプリのインストールは必ず出国前にしておきましょう。
アプリの仕様上、grabで利用するクレジットカード登録は現地で行う必要があります。
ノイバイ空港内の無料Wifiを活用して、安全対策としてVPN接続利用必須で通信暗号化した上でクレカ登録および配車手続きを行います。
個人情報抜き取りの恐れがあるので、くれぐれも無料Wifiのみで直接接続しないようにしましょう。
MillenVPNやNordVPNは海外滞在時の強い味方になってくれます。
30日間返金保証を有効活用してインストールしておくことをお勧めします。
配車手続き後、タクシーナンバーとドライバーの写真が送られてきますのでそれを目印にタクシーに乗車しましょう。
どうしてもクレカ登録がセキュリティ上不安であったり、何度試みても難しいようでしたら徒歩でホテルまで行くのが最善策だと思います。
【割高】VATC SleepPodはシャワー無しハノイ空港内カプセルホテル
ノイバイ国際空港ターミナル2内のVATC SleepPod（スリープポッド）Terminal 2はカプセルホテルタイプでシャワー無しで少し割高です。
空港直結のホテルというのはなく、カプセルホテルのみとなります。
2024年時点のレートでは1泊8,000円前後の料金となっています。
仮眠するだけだったら十分の広さで、ミネラルウォーターやスナックなどが枕元に常備されていました。
2段ベッドで定員2名なので小さいお子さん連れでの滞在は厳しいかもしれません。
ただし、他のアジア主要都市の国際空港内ホテルに比べるとはるかに安くモーニングコールもあったりして良心的な価格帯ではあります。
香港やシンガポールなどはトランジットホテル滞在費用だけで1泊最低20,000円以上はみておく必要があります。
空港から1歩も外に出ないと決めている方、乗り継ぎ時間が数時間しかないという方には最適です。
ノイバイ空港ターミナル2の北西部に徒歩圏内トランジットホテル多数
ノイバイ空港ターミナル2の出口を背にして右折します。（北西部方面）
以下記載のマップ矢印に沿って歩いていくと徒歩圏内のトランジットホテルが多数あります。
agodaやtripadvisorでレビュー多数のHAAPやFamily Transit Hotelは近いのですが徒歩ではアクセスが難しい（安全な歩道がない）ため対象外です。
画像だけでなく、オフライン状態でも閲覧できるPDFでもまとめましたのでダウンロード印刷してお使いください。
トランジットのみの短時間滞在でしたら基本ベトナムで使えるモバイルSIMは買わないので、googleマップなどオンラインサービスは使わずに現地まで辿り着くこと前提に準備を進めましょう。
私はスーツケースを引いていったのですが、完全に舗装整備された歩道があるわけではありません。
路面が荒れているところもいくつかあり都度持ち上げて運ぶ必要があります。
ベビーカーなどを押していく場合も行けなくはないですが、十分に車や足元に注意する必要があります。
現地の方々も普通にこのルートを活用して空港と街を行き来しています。
マップに記載の途中車の合流箇所ではよく注意して車道右手の歩道に移る必要があります。
また空港料金所右横に歩行スペースがあるので、料金所横を通過後もその道をまっすぐネオンが見える方向に歩けばトランジットホテル街が見えてきます。
深夜営業を行なっているフォー屋さんを右手に見つつ歩いて行きます。
空港から近い順に紹介します。
気候的に年中虫が多いので、いずれのホテルでも就寝前に虫除けスプレーを部屋に撒くことをお勧めします。
ノイバイ エアポート ホテル (Noi Bai Airport Hotel)
トランジットホテル街の中心にある2.5つ星ホテル。
ノイバイ空港ターミナル2の出口から徒歩でおよそ10分で到着します。
1人旅で仮眠利用のみだったら十分のホテルです。
