Facebook広告

Facebook広告CPA最適化のためのコンバージョンイベント設定

コンバージョン獲得を目的にFacebook広告出稿する場合のイベント設定方法についてまとめます。

ワードプレスを利用する前提で要点絞って進めます。
Shopifyサイトやクラウドファンディング、Amazonのプレローンチにご活用ください。

【前提】リンククリック、サンクスページ遷移をイベント設定

FacebookのAI最適化のために、LINEリンククリックやサンクスページへの遷移をコンバージョンイベント(中間および最終ゴール)に設定します。
サンクスページというのはメールアドレス登録後に自動表示されるページのことを指します。

※2021年秋時点では、コンバージョン配信でも最初はランディングページの最適化が推奨されています。

LINE登録ボタンだけではなく、メールアドレス登録フォームを設置してアドレス獲得した方がより早くAI最適化できます。
後々、類似オーディエンスでCPA最適化する時にも役立ちます。

LINE登録リンククリック

LINE登録リンククリック

サンクスページ

サンクスページ

メールアドレスは集めても到達率が低いからフォーム設置しないというのは最適化のチャンスを逃しているかもしれません。

LINE登録リンククリックだけだと、およそ3割は離脱してLINE登録完了まで到達しない見込み客でない方々も含まれているので最適化まで時間がかかります。

【LINEリンククリック後のイメージ】

LINE登録リンククリックの約3割は離脱

LINE登録リンククリックの約3割は離脱

一方、メールアドレス登録完了後に表示されるサンクスページは全て見込み客しか閲覧できないページなので最適化の精度が上がります。

【サンクスページ遷移後のイメージ】

サンクスページ遷移した方は全て見込み客

サンクスページ遷移した方は全て見込み客

実際ローンチ後はLINEでの情報発信がメインになるかと思いますが、メールアドレスも初期集客段階ではコンバージョンAI最適化のために重要な役割を果たしています。

  • メールアドレス・・・FacebookのAI最適化のためフォーム設置したほうが望ましい。
  • LINEアカウント・・・到達率が高く、ローンチ後の情報告知に最適。

MCV用 Redirectionプラグイン設定

Redirectionプラグイン

Redirectionプラグイン

Redirectionプラグインにて、リンククリックをマイクロコンバージョン(中間ゴール)に設定します。

LINE登録リンクなどがこれに該当します。

LINE登録はリンククリック後、すべての方が登録完了までいくとは限らず離脱する方もいるので厳密にいうとコンバージョンではありません。
マイクロコンバージョン(MCV)と呼びます。
それでも半数以上の方は登録してくれるのでコンバージョンイベントとして設定するのは有益です。

「Redirection」を使用すると、指定したURLから他のURLへと転送を行うことができます。
固定ページでLINE用登録リダイレクト専用ページを作り、ワンクッション挟んでLINEのURLに遷移させます。

リダイレクトのイメージ図

リダイレクトのイメージ図

細かい初期設定は他のサイトでも詳しく図解されています。
ここではLINE登録用固定ページを作る手順について説明します。

①固定ページでLINE登録ページ作成

①固定ページでLINE登録ページ作成

管理しやすい文字列で、 https://xxx.com/line といったリダイレクト専用ページURLを作ります。
本文記載は特に必要ありません。

②転送ルールを設定

②転送ルールを設定

Redirectionの初期設定後、転送ルール内の「新しい転送ルールを追加」にて

ソースURL: https://xxx.com/line(リダイレクト専用ページURL)

ターゲットURL: https://lin.ee/xxx(LINE登録URL)

と設定します。

サンクスページ用 MC4WPプラグイン設定

MC4WPプラグイン

MC4WPプラグイン

MC4WP(MailChimp for WordPress)プラグインにて、サンクスページをコンバージョン(最終ゴール)に設定します。

MailChimpは世界でも有数のメールマーケティングのソフトウェアで、Facebook公認です。
メールアドレス登録数2,000件、月間10,000通まで配信無料です。
メールアドレス登録後の自動返信メールも設定できます。

独自ドメインのメールアドレスで配信される場合は、迷惑メール判定されないようにご利用のサーバーでDNSレコード設定もお忘れなく。

Contact Form7プラグインでメール登録フォーム設定されている方も一定数いらっしゃいますが、サンクスページの設定が若干難儀です。
一方MailChimpはサンクスページURLを入力するだけで設定できます。

また、MC4WPはメールアドレス獲得後のFacebook広告管理画面でのカスタマーリストインポート機能がかなり便利でCSV編集の時間短縮ができます。

Facebook広告を利用したプレローンチではMC4WPをおすすめします。

MailChimpもわかりやすく図解されているサイトブログが多数あります。
サンクスページはリダイレクトページと同じく固定ページで作ります。

サンクスページへの遷移設定

サンクスページへの遷移設定

メールアドレス登録後、サンクスページに自動遷移する設定方法だけ補足しておきます。

フォーム〉設定〉フォームの動作〉登録完了時に URL へリダイレクト〉サンクスページのURLを入力
(URL例:https://xxx.com/thankyou/)

Facebook広告 コンバージョンイベント作成

Facebookピクセル設定は、Official Facebook Pixelプラグインが便利です。

参考:Facebookピクセルを使用してイベントを捕捉する5つのステップ

Facebookピクセル設定後、Facebookイベントマネージャーからコンバージョンイベント(カスタムコンバージョン)を作成します。

Facebookイベントマネージャー

左横の星マークがカスタムコンバージョンの目印です。

カスタムコンバージョンを作成

カスタムコンバージョンを作成

「カスタムコンバージョンを作成」をクリックしたら、以下の画面が表示されます。

コンバージョンイベントの作成

コンバージョンイベントの作成

コンバージョンの名前と説明はわかりやすいようにご記入ください。

コンバージョンイベント:すべてのURLトラフィック
ルール:URL〉次を含むhttps://xxx.com/thankyou(サンクスページURL)
or
https://xxx.com/line(LINE登録リンク)

と設定します。
これで作成完了です。

作成後は、広告マネージャーの広告セット〉Conversion 〉コンバージョンイベント にて設定されたイベント名を選択すればコンバージョン配信初期設定は終了です。

広告セットにてコンバージョン設定

広告セットにてコンバージョン設定

お疲れ様でした。

コンバージョンイベント(カスタムコンバージョン)の設定後は、合算イベント設定(ウェブイベントの設定)をする必要があります。
2021年より新たに追加された作業フローの1つで、コンバージョンイベントの上限が8つと変更になりました。

【FBIG広告】合算イベント測定,ドメイン認証,ビジネス認証手順

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