本記事は、新規事業として有形商材をこれから日本国内でインターネット販売する予定の個人事業主や中小企業の経営者向けにまとめています。
テーマはMeta広告(Facebook,Instagram広告)を使った「事前集客」です。
有形商材と一言で言っても種類は多数あります。
- 一部ロゴやパッケージをカスタムした簡易OEM(Original Equipment Manufacturer)
- 完全に1から原材料を選定して製造を行う自社ブランドODM(Original Design Manufacturing)
- 海外メーカーと日本市場での独占販売契約を締結した輸入総代理商材
またインターネット販売の選択肢について
- Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどの大手プラットフォーム
- テレビCMでおなじみのBASEやSTORESなどの月額固定費がかからないECカートサービス
- 本格的な自社ECサイトが構築できるShopify,おちゃのこネット,makeshopなど
無料のものから、毎月のランニングコストがかかるものまで多種多様です。
これだけ選択肢があると、正直どれを選んだらよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
絶対売れると意気込んで見切り発車で中国工場で大量生産してAmazonでFBA(フルフィルメント by Amazon)販売してみたものの、余剰在庫を大量に抱えてFBA倉庫の保管手数料ばかりが嵩んで早期撤退というケースはよくあります。
まして昨今は長引く円安で輸入仕入れコストも増大傾向にあります。
国内メーカーに生産依頼するにしても原材料の調達が全て日本国内で完結するケースはごく稀で、一部輸入品などを使っているため製造原価は確実に上昇傾向にあります。
日本の世界での立ち位置はどんどん変わってきています。
そのため、発注量はどんぶり勘定ではなく慎重に定めなければなりません。
有形商材のネット販売は、在庫を抱えず小さく始めるのが鉄則です。
はやる気持ちを抑えて、できるだけ冷静にスモールスタートでいきましょう。
予約販売にMakuakeやCAMPFIREを使うメリットとデメリット
新規事業としてリスクヘッジしながらインターネット販売に挑戦したいという方におすすめなのがMakuake(マクアケ)やCAMPFIRE(キャンプファイヤー)といった受注生産・予約販売プラットフォームです。
Makuakeは東証マザーズ上場企業です。
プロジェクトを立ち上げて応援購入を募るという形式になっていますが、端的に言い換えると「予約販売」です。
有形無形問わず様々なジャンルのプロジェクトが日々アップされており、数週間から数ヶ月といった期間を自由に決めて応援購入を募ることができます。
MakuakeやCAMPFIREは売れてから発注生産が可能なので、在庫リスクを大幅に回避できます。
がっちり販売促進に協力してくれるインフルエンサーがいたり、SNSフォロワーが多くすでに見込み客を獲得している、広告予算が潤沢にあるなどのよほどの恵まれた前提条件がない限りプラットフォームを使うのが無難です。
BASEやSTORESも受注発注での予約販売には対応していますが、出品して陳列しているだけでは売れません。
あくまで決済カート貸しであり、自力での集客力を求められるので初期段階で取り組むのは難易度が高めです。
一方、MakuakeやCAMPFIREなどは初期費用がなしで完全に収益シェアモデルで始められます。
且つMakuakeの場合プロジェクト開始後72時間の初動売り上げが高かったら、優先的にサイトトップに表示されてプラットフォームからの集客後押しも受けられる利点があります。
メリット
デメリット
- 在庫リスク回避ができる
- 集客力を活用できる
- 納期をプロジェクト終了数ヶ月後に設定でき、余裕を持った生産計画が立てられる
- 手数料が高め
- プロジェクト起案までに時間がかかる
- 商材によっては事前に認証取得する必要がある
Amazonや楽天で予約販売ではダメ?立ち位置の違い
MakuakeやCAMPFIREでよく売れているジャンル
事前集客なしでは成果はあがらない
MakuakeやCAMPFIREでプロジェクト起案するまでの流れ
キュレーターさんとの打ち合わせ
各種書類の準備
【手順】Meta広告を使った事前集客で見込み客のリードを獲得
Meta広告(旧:Facebook広告)はInstagramやFacebookなどを利用しているユーザーに広告を1日数百円という低予算から出稿できます。
全体像
必要なもの
コスト感
競合他社の広告出稿調査
Facebook広告ライブラリ
Semrush
WordPressサーバーの選定
独自ドメインWordPressサイトで事前集客を行う理由
独自ドメイン1個が永久無料のスターサーバーを有効活用
WordPressに対応しているレンタルサーバーを初めて選ぶ事業者さんにおすすめなのがスターサーバー(エックスサーバーの子会社)です。
本来独自ドメインというのは最低利用期間1年で1個1000円ほどかかるのが相場ですが、それがサーバー契約期間中は永久無料で使えます。
スタンダートプランを12ヶ月契約した場合は、月額600円台ほどの費用負担になります。
下位プランのエコノミーやライトはWordPressを活用したティザーサイトを複数運用するのには向かないのでスタンダードプラン以上を契約することが必須です。
サーバー品質も安定しており、メールでのカスタマーサポートも24時間以内に返答があるので安心です。
事前集客に特化した小規模サイト運用を想定した場合、必要条件を備えています。
実際広告運用に利用してみて、速度の体感値は親会社のエックスサーバーとそこまで遜色ないかなという印象を受けます。
大規模なブログやオウンドメディアを運用するといった用途がないのであれば十分事足ります。
独自ドメイン無料のレンタルサーバープランはロリポップなど他社サービスでも用意されているのですが、安く長期利用することを前提にした場合スターサーバーは断然お得です。
スターサーバーを運営するネットオウル社は同時にスタードメインというドメインレジストラサービスも運営しています。
独自ドメインを購入した際に得られる「ネットオウルポイント」をスターサーバーの契約・更新費用に一部充てることができるのは他社にはない最大のメリットです。
実質のセット割です。
利用者視点でいうと、スターサーバースタンダードプラン(オールSSD,nginx搭載)の場合は実質月額400円台で毎年契約更新できておりティザーサイトの広告運用にも活用しています。
ドメイン代は青天井にかかる固定費用で、こちらも円安の煽りを受けて取得・更新費用が高騰気味です。
極力費用を抑えるためにお名前.comやムームードメインからスタードメインに移管しておまとめするようにしています。
ドメイン初期取得費用が極端に安くても、2年目以降が費用上乗せで高いドメインレジストラサービスは数多くありますので要注意です。
お知らせメールが少ないのもありがたいポイントの1つです。